Sさん
調理師
社員食堂勤務
2025年入社
料理で人を笑顔にしたい—中学生の頃の夢を、社員食堂のカウンターで叶えている
PROFILE
朝の情報番組の料理コーナーがすべての始まり
中学生の頃、朝の情報番組で俳優さんが担当していた料理コーナーが好きでした。豪快な調理でよく話題にもなっていて、とにかく料理が楽しそう。手際よく作った料理を誰かにふるまって、食べた人が笑顔になる。その光景を見て「自分も料理を作って、人に食べてもらいたい」と思ったのが最初のきっかけです。高校生活でもその思いは途切れることなく、そのまま調理師の道に進みました。
就職活動では給食会社の他にホテルのレストランも検討していました。ただ、調べていくうちにホテルでは高い接客スキルが求められることがわかり、コミュニケーションにあまり自信がない自分には難しいと感じました。担任の先生に相談したところ「食堂でも働ける給食会社が向いているよ」と背中を押してもらえたことも、給食会社の道を選ぶ大きなきっかけになりました。
社員食堂に惹かれた一番の理由は、自分たちが作った料理を食べている姿が見えることです。ホテルだと厨房とホールがはっきり分かれていて、お客さんが食べているところは見えません。でも社員食堂なら、カウンターの向こう側で食べている姿が目に入る。「料理で人を笑顔にしたい」という気持ちを一番近くで実感できる場所だと思いました。
カウンター越しに声をかけてくれる人がいる
今の業務は、昼から夜にかけてのシフトで、調理、盛り付け、そしてカウンターでの提供を担当しています。注文が入ってからスープを作る場面もあり、自分が調理したものを自分の手で提供する距離の近さが、社員食堂ならではだと感じています。
食器を返しに来たお客さんから「おいしかったです」と一言もらえることがあって、その瞬間は素直に「頑張ってよかったな」と思えます。声をかけてくれるのは、いつもよく来てくれる決まった人が多いです。嬉しい反面、「もっといろんな人にも言ってもらいたいな」という気持ちもあります。そう思えること自体が、入社前に漠然と抱いていた「料理で人を笑顔にしたい」という夢が、自分の中で具体的な目標に変わってきた証拠なのかもしれません。
目の前の仕事で手いっぱいだったあの頃
入社当初は、目の前の自分の仕事をこなすだけで手いっぱいでした。
その頃、かぼちゃを加熱した際に表面がカラカラになってしまったことがあります。レシピも確認し、学校で習った通りに調理したつもりでしたが、大量調理の現場では食材や状況に応じて加熱方法を切り替える判断が求められる場面があることを当時の私はまだ知りませんでした。そうした現場ならではの感覚は、経験を重ねる中で少しずつ身についてきました。先輩に聞けばすぐにアドバイスをもらえる環境があったことも大きかったです。
1年が経って、一番変わったのは「周りを見る力」です。自分の作業を手早く終わらせて、パートナーさんの仕事を手伝ったり掃除に回ったりする余裕が出てきました。店長やパートナーさんから「成長したね」と声をかけてもらえると、純粋に嬉しいです。褒められたいという気持ちが、次の日の仕事への原動力になっています。
寄り添ってくれた先輩のように
今の目標は、先輩たちのように後輩に頼りにされる人になることです。わからないことを聞くとすぐに教えてくれて、もう一度聞いても嫌な顔をせず、必要であれば紙に書いて手順を伝えてくれる。そんな先輩たちに寄り添ってもらえたから、コミュニケーションに自信がなかった自分でも安心して日々の業務に取り組むことができ、着実にスキルアップしてこられたと感じています。
自分のペースで成長していける環境があること。それが、この会社で働く一番の魅力だと思っています。
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