Sさん
調理師
社員食堂勤務
2025年入社
「土曜日のカレーは僕にお任せを」1年目で掴んだ、お客様の「食べたい」を読む力

PROFILE

「おいしい料理を届けたい」想いから見えてきたもの
私の就職活動の軸は、ずばり「安定性」でした。一度就職したら長く働きたい。そのためには会社がしっかりしていることが何より大切だと思っていました。
ただ、安定性を重視するあまり、人間関係への不安が大きくなってしまって。「堅い会社ほど上下関係が厳しいのでは?」「新卒の自分が馴染めるだろうか?」そんな心配ばかりしていました。
友人の中には「やりたいこと」を優先して就職先を選ぶ人も多かったのですが、私はまず「安心して働ける環境」を確保したかったんです。

偶然の出会いが運命を変えた
EVERYFOODとの出会いは本当に偶然でした。最初は別の病院の給食部門へ就職を考えていたのですが、その運営をしているのがEVERYFOODだったんです。
調べれば調べるほど興味が湧き、特に心を掴まれたのは衛生面での安心感と従業員への研修サポート制度でした。「ここなら安心して働けそうだ」と直感的に感じました。
食を扱う仕事である以上、衛生管理は絶対に妥協できません。EVERYFOODの徹底した管理体制を知るうちに「この会社なら信頼できる」と確信に変わっていきました。

40代先輩たちとの出会いで消えた不安
入社前の人間関係への不安は、初日で完全に吹き飛びました。配属された社員食堂は私を除いて全員40代の先輩方。年齢差があるからこそ、逆に皆さん温かく迎えてくれたんです。
「分からないことは何でも聞いて」「失敗を恐れずにやってみなさい」。そんな風に言ってもらえて、本当に安心しました。同世代の職場だと変な遠慮やライバル意識が生まれがちですが、ここではそんなことは一切ありません。
先輩方の包容力のおかげで、のびのびと仕事に取り組めています。

社員食堂の「読み」は奥が深い
現在の私の主な担当はお米を炊き、スープ・味噌汁を作ること。朝7時に出社し16時頃までの勤務で、11時30分から15時がランチタイムの営業時間です。
一見単純に見える「米を炊く」という作業ですが、これが本当に奥深いんです。その日の天気、曜日、会社のイベントの有無...様々な要素でお客様の食べる量が変わります。
キャンプで培った「読み」の力がここで活かされているんです。キャンプでも、参加する人や人数、天候を見て食事の内容を調整します。それと同じような感覚で、だんだんお客様の動向が読めるようになってきました。

失敗から学んだ「予測する力」の大切さ
忘れられないのは、入社して間もない頃の土曜日の出来事です。土曜日はカレーが大人気で、普段の2割増し近くご飯が出るんです。でも当時の私はそれを知らずに、いつもと同じ量しか炊いていませんでした。
12時半過ぎにはお米が足りなくなって、大慌て。先輩方が総動員で米を炊き足してくれて、何とか営業を続けることができました。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで...。
でもその時、先輩の一人が「俺たちも最初はそうだった。失敗して覚えるものだよ」と言ってくれたんです。その言葉に救われました。
それからは曜日ごとの傾向を覚えて、天気や社内イベントの情報もチェックするようになりました。お客様の動きを予測して準備する力が、少しずつ身についてきたんです。今では土曜日はもちろん、どの曜日でも安定して対応できるようになりました。あの失敗があったからこそ、「読む力」の大切さを学べたと思っています。

味噌汁への想いが変えた仕事観
この仕事で一番嬉しかったのは、昼休憩中にパートナーさんから「味噌汁、いつもおいしいね」と声をかけられた時のことです。
実は私、味噌汁って毎日作るものだからこそ、普通が当たり前になってしまう料理だと思っていたんです。でも、お客様にとっては「今日の味噌汁」は一日一度の大切な食事。そのことを改めて実感しました。
それ以来、出汁の取り方や具材の組み合わせにもっとこだわるようになりました。最高の一杯のために温度管理も真剣です。「毎日の当たり前」を「毎日の特別」に変える。それが私の仕事だと思うようになったんです。

EVERYFOODで働く魅力は「成長環境の充実」
まだ働き始めて数か月ですが、その中で感じるEVERYFOODの一番の魅力は、成長環境が整っていることです。
研修制度が充実していて、キャリアや職種に合わせたプログラムがあります。1年目の私にはまず基礎をしっかり教えてくれて、段階的にステップアップできる仕組みになっています。
そして衛生管理の徹底ぶりにも驚きました。社内に食品衛生検査室があって、他社よりも早く検査結果が出る。これって当たり前のようで、実はすごいことなんです。安心して仕事に集中できる環境があります。調理器具も都度きれいにしてから使う。当たり前なことかもしれませんが全社員が徹底できているのは、衛生面の意識と研修レベルの高さから来ていると思います。

目指すは「頼られる先輩」
数年後の目標は、今の先輩方のように後輩から頼られる存在になることです。職場の中心となって、チーム全体を引っ張っていけるような調理師になりたいと思っています。
この想いが強くなったのは、ある忙しい日の出来事がきっかけでした。ランチタイムの真っ只中、味噌汁の温度が少し下がってしまっていることに気がついたんです。でも、お客様を待たせるのはよくない、急がないといけないと思って、そのまま提供しようとしていました。
その時、先輩が「待たせてもいいから、きちんとおいしいものを提供しよう」「中途半端なものより、食べた後に心から『ごちそうさま』と言えるものを作ろう」と声をかけてくれたんです。
その瞬間、僕の食事への考え方が大きく変わりました。食事は単なる食欲を満たすものではなく、お客様にとって一日の中での特別な楽しみなんだ、と。先輩のその言葉があったからこそ、今の「お客様の『ごちそうさま』のために」という想いを持って働けています。
そのために今は、任された仕事を確実にこなすことはもちろん、先輩方の技術や考え方を一つでも多く吸収しようと心がけています。40代の先輩方の経験値は本当にすごくて、学ぶことばかりです。
EVERYFOODには色々な現場があるので、将来的には他の事業所も経験して、幅広いスキルを身につけたいとも思っています。

就職活動で悩んでいる皆さんへ
就職活動中の皆さんには、ぜひ福利厚生や実際の働く環境について詳しく調べることをお勧めします。特に勤務時間や職場の雰囲気は、実際に働き始めてから「こんなはずじゃなかった」となりやすい部分です。
この仕事に向いているのは、安定した環境で腰を据えて働きたい人、そして多くの人においしい料理を届けたいという気持ちがある人だと思います。
私のように人間関係に不安を感じている方もいるかもしれませんが、EVERYFOODなら本当に温かい先輩方が迎えてくれます。最初は緊張していた私も、今では毎日楽しく働いています。

キャンプで学んだ「準備力」を仕事にも
休日は相変わらず友人とのキャンプを楽しんでいます。映画を見に行ったりもしますが、やっぱり自然の中で過ごす時間が一番のリフレッシュになりますね。
キャンプって実は「段取り」がすべてなんです。天気を読んで、人数を把握して、必要な食材や道具を準備する。この経験が、意外にも仕事の「読み」の力につながっているんです。
仕事では真剣に、休みでは思いっきり楽しむ。そんなメリハリのある生活を続けていたら、いつの間にか仕事のパフォーマンスも上がっていました。EVERYFOODは、そんな私のライフスタイルを理解してくれる会社です。
私たちEVERYFOODと共に
「おいしい」を届けませんか。
私たちと一緒に
「おいしい」にこだわり、
みんなの毎日に笑顔をめぐらせましょう。
