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2025.5.19

管理栄養士はユーキャンや通信講座で取れる?社会人が取る現実的な方法

結論から言うと、管理栄養士・栄養士の資格は通信教育では取得できません。 「ユーキャン」をはじめとする通信講座でも、栄養士・管理栄養士の資格そのものを取得することはできません。理由は、栄養士養成施設への通学(昼間部)が法律上必須で、実習が組み込まれているため、夜間部や通信課程が存在しないからです。 では、すでに社会人になった人が管理栄養士を目指す道はないのか、そんなことはありません。 栄養士として就職し、働きながら実務経験を積んで管理栄養士国家試験の受験資格を得るルートが、社会人にとって最も現実的な選択肢です。 実際、給食会社で栄養士として働きながら管理栄養士を取得する人は珍しくありません。 この記事では、通信で取れない理由を整理したうえで、社会人が取る現実的なルートを具体的に解説します。

栄養士・管理栄養士の資格が通信で取れない理由

栄養士・管理栄養士の資格が通信で取れないのは、栄養士の養成施設には昼間部しかないことと、管理栄養士の資格取得には、「栄養士資格+実務経験」が前提となっていることの2点に集約されます。

栄養士養成施設は夜間・通信が存在しない

栄養士になるには、厚生労働大臣が指定する栄養士養成施設(大学・短期大学・専門学校)を卒業し、都道府県知事に免許を申請する必要があります。国家試験はなく、所定の課程を修めて卒業すれば資格が得られます。

ただし、これらの養成施設は全て昼間部です。学ぶべき内容が多く、調理学実習や校外実習(病院・福祉施設・学校などでの現場実習)が必須カリキュラムに含まれているため、夜間部や通信課程は設けられていません。そのため通信教育だけで栄養士資格を取得することは、制度上不可能ということです。

管理栄養士は「栄養士資格+実務経験」が受験資格

管理栄養士は栄養士の上位資格で、国家試験に合格して初めて取得できます。栄養士の資格は、養成施設の卒業時に申請して取得します。そのうえで、管理栄養士養成課程(4年制)を卒業した場合はそのまま国家試験を受験でき、栄養士養成課程を卒業した場合は、卒業後に栄養士として実務経験を積むことで受験資格が得られます。

栄養士養成課程からのルートで必要になる実務経験は、修業年限2年の養成施設なら3年以上、3年制なら2年以上、4年制なら1年以上と定められています。

つまり、栄養士資格を持たない人がいきなり管理栄養士試験を受けることはできません。通信で管理栄養士だけを取る、という方法が成立しないのは、この受験資格の構造が理由です。

ユーキャンで管理栄養士を取れないのはなぜか

「ユーキャン」などの通信講座で管理栄養士になることはできません。通信講座が担えるのは試験勉強のサポートまでで、資格取得に必要な「養成施設の卒業」や「実務経験」を肩代わりすることはないからです。

「ユーキャン」などの講座は「試験対策」であって資格取得ではない

「ユーキャン」などの管理栄養士講座は、すでに栄養士資格と受験資格を持つ人が国家試験対策として学ぶための講座です。受講しても受験資格や資格そのものが得られるわけではありません。

これはユーキャンに限らず通信教育全体に共通する

栄養士養成課程そのものに通信制が存在しない以上、栄養士・管理栄養士の資格取得を完結させる講座を提供することは不可能です。これは「ユーキャン」に限らず、全ての通信教育講座に共通します。

市販の試験対策テキストも受験資格は補えない

市販の国家試験対策テキストも同じです。すでに栄養士資格を持つ人が独学で勉強を進める教材としては有用ですが、受験資格そのものを補うものではありません。

社会人が管理栄養士を目指す2つのルート

通信で取得できないとわかったうえで、社会人が現実的に管理栄養士の資格を取得できる道は大きく2つに整理できます。

ルート① 養成施設に入学し直す

栄養士・管理栄養士の養成施設に社会人入学・編入する方法です。管理栄養士養成課程(4年制大学)を卒業すれば、卒業後すぐに国家試験を受けられます。栄養士養成課程(最短2年)を卒業した場合は、その後に栄養士としての実務経験を積めば受験資格が得られます。どちらも最短ルートになり得る一方、昼間部への通学が前提のため、働きながらの両立は難しく、退職や学業専念を前提に計画する必要があります。なお、これまでの学歴や取得単位によって編入の条件は変わるため、各養成施設への個別確認が必要です。

ルート② 栄養士として就職し、実務経験を積んで受験する

まず栄養士養成施設(最短2年)を卒業して栄養士資格を取得し、その後、栄養士として働きながら実務経験を積んで受験資格を満たす方法です。栄養士として収入を得ながら現場経験を積み、国家試験対策を独学で進められるため、すでに社会に出ている人が「働き続けながら」目指せる、最も現実的で負担の少ない選択肢です。次の章で、このルートを具体的に見ていきましょう。

給食会社で栄養士として働きながら管理栄養士を取得するルート

ルート②「栄養士として実務経験を積みながら受験」の就職先として有力なのが、給食会社です。給食会社は、数ある栄養士の就職先の中でも、働きながら管理栄養士を目指す上での好条件が揃っています。詳しく見ていきます。

給食会社が働きながらの取得に向いている3つの理由

1つ目、栄養士としてのスタートが切りやすい

給食会社は病院・福祉施設・学校・社員食堂など多数の施設の食事提供を受託しており、事業所数が多く全国に拠点があります。そのぶん採用枠が多く採用にも積極的で、未経験や資格取得直後でも栄養士として就職しやすい環境があります。働きながら受験資格を積むには、まず栄養士として就職できることが出発点になるため、この門戸の広さは大きな利点です。

2つ目、国家試験につながる幅広い実務経験が積める

受託する現場が病院から保育園、社員食堂まで多岐にわたるため、対象とする年齢層も提供する食事の種類もさまざまです。臨床栄養・給食経営管理・公衆栄養など、管理栄養士国家試験で問われる分野に実務として触れられるため、試験勉強と日々の仕事がつながりやすくなります。

3つ目、勉強時間を確保しやすい

管理栄養士の国家試験対策は、働きながらの独学が中心になります。残業が常態化して学習時間が取れない職場では、実務経験は積めても試験勉強が進みません。勤務時間が比較的安定している職場を選べるかどうかが、合否を左右します。

EVERYFOODで管理栄養士を目指す環境

こうした条件を具体的な数字で見ると、EVERYFOODは全国に多数の事業所を持ち、栄養士602名・管理栄養士357名が在籍しています。多くの社員が、栄養士として入社したのち、多様な現場で実務経験を積みながら管理栄養士を取得しています。

それは合格実績にも表れています。EVERYFOODに入社後、働きながら管理栄養士国家試験を受験した社員の合格率は20.6%です。この数字は、すでに養成課程を離れた既卒受験者としての合格率であり、同じ条件にあたる既卒受験者の全国平均(2017〜2026年の厚生労働省データに基づく約17.3%)を上回っています。働きながらでも、EVERYFOODの対策講座などの支援を活用することで全国平均以上の合格率を実現できることを示す数字です。

よくある質問

Q:栄養士の資格を持っていないと管理栄養士は受験できない?

A:受験できません。管理栄養士国家試験には栄養士資格が必要なため、まず栄養士養成施設を卒業して栄養士資格を取得することが最初のステップになります。

Q:管理栄養士の試験は難しい?

A:新卒受験者の合格率は高い一方、既卒受験者の合格率は厳しく、2017〜2026年の全国平均で約17.3%です。働きながら受験する社会人は、勉強時間を確保できる環境を選ぶことが合格の鍵になります。

Q:給食会社で働きながら受験勉強は可能?

A:できます。給食会社での栄養士としての勤務はそのまま受験資格の実務経験になり、収入を得ながら現場経験と試験対策を並行して進められます。

Q:通信講座で取れる食に関する資格はある?

A:栄養士・管理栄養士の資格が取れる通信講座はありませんが、食生活アドバイザーや食育実践プランナーなど、食に関する民間資格を学べる通信講座はあります。ただしこれらは栄養士・管理栄養士とは別の資格です。

EVERYFOODで栄養士として働き、管理栄養士を目指す方へ

「通信では取れない」とわかったうえで、社会人が管理栄養士を目指すなら、栄養士として就職し、働きながら受験資格を積むルートが現実的です。多様な現場で実務経験を積みながら国家試験に挑戦できる給食会社は、その現実的な選択肢になります。

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